認知症サポーターがいます
認知症サポーターステッカー
認知症サポーターとは
認知症サポーター養成講座を受講し、修了した人を認知症サポーターといいます。
認知症サポーターは、何か特別なことをするのではなく、認知症を正しく理解してもらい、認知症の方やそのご家族を温かく見守り応援していきます。
家族や友達にその知識を伝える、認知症になった方やそのご家族の気持ちを理解するよう努める、自分のできる範囲で手助けをする、など活動内容は人それぞれです。
ひとりひとりが認知症に対する理解を深め、認知症の方やそのご家族を見守り支援していくことは、みんなが安心して暮らすことのできるまちづくりにつながっていくことでしょう。
認知症サポーター養成講座を修了すると、キャラバン・メイトを通じて、認知症サポーターの証となるオレンジリングが授与されます。
キャラバン・メイトとは
キャラバン・メイトは、ボランティアとして、キャラバン・メイト養成研修を実施した市町村や職域団体などと協働で、認知症サポーター養成講座を開催し、講座の講師役となり認知症サポーターの育成を行います。
また、認知症になっても安心して暮らせる町づくりに向けて、関係機関等への働きかけ、協力・連携体制づくりなどのネットワーク化を推進していくことも期待されています。
オレンジリング
オレンジリングを知っていますか?
オレンジリングは、認知症サポーターの目印です。
なぜ「オレンジリング」なの?
「柿色」をしたオレンジリングは、認知症サポーターの目印です。
江戸時代の陶工・酒井田柿右衛門が夕日に映える柿の実の色からインスピレーションを得て作り出した赤絵磁器は、ヨーロッパにも輸出され世界的な名声を誇りますが、同じく“日本初”の「認知症サポーターキャラバン」のオレンジリングが、世界のいたるところで「認知症サポーター」の証として認められればとの思いからつくられました。
なお、温かさを感じさせるこの色は、「手助けします」という意味をもつといわれています。
「オレンジリングがもつ意味」について
オレンジリングは認知症サポーターの証であると同時に、認知症の人と家族を温かく見守る“応援者”である意思表示でもあります。
一目で認知症サポーターの存在を示すオレンジリングを身につけることは、地域で認知症の人が孤立化せず、安心して暮らしていけるまちづくりの重要な第一歩となります。
認知症の人本人が身につけるオレンジリング
認知症の人本人が身につけるオレンジリングがあります。このオレンジリングには、白いロバが刻印されています。
認知症の人本人用のオレンジリングをデイサービス利用者の仲間の目印としたり、地域で暮らす認知症の方が身につけ見守りに役立てている例などがあります。活用にあたっては、家族の了承を得ること、地域の人同士が趣旨を十分に理解することが必要となります。
ご本人用オレンジリングを活用する際は、自治体事務局を通して全国キャラバン・メイト連絡協議会まで連絡してください。(出典:キャラバン・メイト養成テキスト 2016-8 p55)
参考文献
―(2016)『キャラバン・メイト養成テキスト』NPO法人地域ケア政策ネットワーク.
認知症サポーターカード
認知症サポーターの証となるカードです。
認知症の人への声かけ、支援の時などに提示して活用します。
全国キャラバン・メイト連絡協議会
東京都新宿区市谷田町2-7-15近代科学社ビル4階
電話:03-3266-0551
「認知症サポーターキャラバン」のマスコットは?
「ロバ隊長」は、「認知症サポーターキャラバン」のマスコットです。
認知症サポーターの「キャラバン(隊商)」の隊長として、「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」への道のりの先頭を歩いています。
ロバのように急がず、しかし一歩一歩着実に、キャラバンも進んでいきます。
認知症サポーター養成講座
デイサービス昭和館では、認知症を正しく理解するための認知症サポーター養成講座を開催しています。
認知症サポーター養成講座は、キャラバン・メイトが、キャラバン・メイト事務局へ開催計画表を提出した上で開催します。開催後は実施報告書を提出します。
デイサービス昭和館では、下記の講座構成による内容で実施しています。
講座構成 | |||
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認知症サポーターキャラバンとは | |||
認知症を 理解する (1) | 認知症とはどういうものか | ||
認知症の症状 | |||
中核症状 | 記憶障害 | ||
見当識障害 | |||
理解・判断力の障害 | |||
実行機能障害 | |||
感情表現の変化 | |||
周辺症状と その支援 | 元気がなくなり、 引っ込み思案になることがある | ||
身のまわりのことに支障が起こってくる | |||
周辺の人が疲弊する精神症状 | |||
行動障害への理解 | |||
認知症を 理解する (2) | 認知症の 診断・治療 | 早期診断、早期治療が大事なわけ | |
認知症の治療 | |||
認知症の経過と専門家との関係 | |||
成年後見制度/地域福祉権利擁護事業 | |||
認知症の予防についての考え方 | |||
認知症の人と接するときの心がまえ | |||
認知症介護をしている人の気持ちを理解する | |||
キャンペーンDVD(2014.4改訂版)・フリーディスカッション | |||
認知症サポーターとは | |||
認知症サポーターのできること | |||
認知症サポーターの活動事例 | |||
認知症初期集中支援チーム等の相談窓口の周知 | |||
大阪市認知症アプリ(認知症サポーターの登録等)・大阪市認知症ナビについて | |||
質疑応答・まとめ | |||
使用教材:認知症サポーター養成講座標準教材「認知症を学び地域で支えよう」・大阪市版テキスト・キャンペーンDVD・デイサービス昭和館オリジナル資料 |
大阪市キャラバン・メイト事務局
大阪市天王寺区東高津町12-10 大阪市立社会福祉センター2階
電話:06-6765-7273
大阪市認知症サポーター養成講座のオープン講座
大阪市内で開催を予定している認知症サポーター養成講座のオープン講座開催情報を公開しています。
参加には事前の申し込みが必要となります。
オープン講座開催情報(大阪市内で開催を予定している認知症サポーター養成講座) |
参加要件のある講座もあります。確認の上、参加希望の講座担当者までご連絡ください。
大阪市24区の認知症サポーター養成講座の問い合わせ先
オープン講座情報一覧のページに掲載されていない認知症サポーター養成講座の情報については、各区キャラバン・メイト連絡会へ直接お問い合わせください。
24区の連絡先は、下記の大阪市キャラバン・メイト事務局にお問い合わせください。
大阪市キャラバン・メイト事務局
大阪市天王寺区東高津町12-10 大阪市立社会福祉センター2階
電話:06-6765-7273
「認知症を知り地域をつくる10ヵ年」の構想
認知症を知り地域をつくるキャンペーン
2004年12月に「痴呆」の呼び名が「認知症」に改まり、つづく2005年度が「認知症を知る1年」と位置づけられました。単なる呼称変更にとどまらず、今後多くの人々に認知症が正しく理解され、また認知症の方が安心して暮らせる町がつくられていくよう、その第一歩として、普及啓発のためのキャンペーンが開始されました。
厚生労働省の「認知症を知り 地域をつくる10ヵ年」の構想のもと、認知症の方とそのご家族を地域の中で支える「地域づくり」をめざしています。民間の有識者や団体を中心とした「認知症になっても安心して暮らせる町づくり100人会議」の支援をうけ、平成17年度から全国で展開されています。
みんなで認知症の人とその家族を支え、見守り、ともに生きる地域を築いていく運動を推進しています。
認知症になっても安心して暮らせる町づくり100人会議宣言
- わたしたちは、認知症を自分のこととしてとらえ、学びます。
- わたしたちは、認知症の人の不安や混乱した気持ちを理解するよう努めます。
- わたしたちは、認知症の人が自由に町に出かけられるよう、応援します。
- わたしたちは、認知症の人や家族が笑顔で暮らしていけるよう、いっしょに考えます。
- わたしたちは、市民や企業人としてできることを行い、安心して暮らせる町づくりをめざします。
認知症サポーター100万人キャラバン
私たちデイサービス昭和館のスタッフは、認知症に対して正しく理解し、偏見をもちません。
認知症の人やそのご家族を温かい目で見守ります。
地域でできることを探し、相互扶助・協力・連携のネットワークづくりに寄与します。
デイサービス昭和館のスタッフは大阪市キャラバン・メイトとして登録し、活動に参加しています。
認知症サポーターおよびキャラバン・メイトに関するお問い合わせ
大阪市社会福祉協議会 地域福祉課(大阪市キャラバン・メイト事務局)
電話:06-6765-7273
認知症サポーターの養成と活動の支援
認知症施策推進総合戦略~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~(新オレンジプラン)では、認知症への理解を深めるための普及・啓発を推進しています。
認知症サポーターの養成と活動の支援について、認知症サポーターを量的に養成するだけでなく、活動の任意性を維持しながら、認知症サポーターが様々な場面で活躍してもらうことに重点を置いています。
デイサービス昭和館は、事業所の休業日に施設の一部を提供し、社会貢献の一環として、認知症カフェ(オレンジカフェ昭和館)を開催しています。
オレンジカフェ昭和館では、ボランティア活動としてお手伝いしてくださる方を受け入れしています。
認知症サポーター養成講座を修了して、認知症サポーターとして活躍の場をお探しの方はお気軽にお問い合わせください。