リラクゼーション
アロマセラピー(植物療法)
アロマセラピーとは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を様々な方法で利用し、心や身体のトラブルを穏やかに回復し、健康増進や美容などに役立てていこうとする自然療法です。
アロマの香りで脳をリラックスさせてストレスを取り除くことによって、自律神経などの自己免疫機能が向上し、病気になりにくくなるといわれています。デイサービス昭和館では、エッセンシャルオイル、アロマディフューザーをご用意していますので、香りの効果をお試しいただけます。
デイサービス昭和館には、アロマセラピーを学び資格を取得・保有している職員が勤務しています。
嗅神経(嗅覚を司る神経)を香りで刺激する
認知症の発症は、海馬(記憶を司る脳神経)に直結した嗅神経(嗅覚を司る神経)のダメージが少しずつ海馬に伝わり、記憶機能を破壊しながら脳全体の機能を低下させていきます。
その嗅神経が受けるダメージを軽減・修復できれば、認知症の予防や改善ができるのではないかと考えられています。
嗅神経は他の脳神経よりも再生する能力が高くて、適切な香りによる効果的な刺激で機能が回復しやすいといわれており、嗅神経が正常に戻ることで、連動している海馬も活性化し、認知症は改善に向かっていくと期待されています。
認知症予防に効果が期待される精油
認知症ケアに使用する精油は、ローズマリーカンファー・レモン・真正ラベンダー・オレンジスイートの4種類。
昼(日中)は、集中力が高まるローズマリーカンファーと、高揚効果があるレモンをブレンドした活性系のアロマオイルを使用して、夜は、安眠効果の真正ラベンダーと、リラックス効果のオレンジスイートをブレンドした鎮静化系のアロマオイルを使用します。
使用するアロマオイルと配合比率 | ||
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昼用 (午前中に2時間以上) | ローズマリーカンファー 2滴 | レモン 1滴 |
夜用 (就寝1時間前から2時間) | 真正ラベンダー 2滴 | オレンジスイート 1滴 |
- 植物由来の天然のアロマオイルを使用すること。
癒しのハンドケア
デイサービス昭和館では、日本赤十字社の健康生活支援講習支援員養成講習を受講して、癒しのハンドケアを学習しています。この癒しのハンドケアは、病院・ホスピスへ届けるボランティアのためのケア法として英国赤十字社により確立されたセラピューティック・ケアの1つ(ハンド&アームケア)で、治療力のある介護といわれています。
やさしくからだに触れるスキンシップは、温かい手の温もりが伝わり、緊張とストレスを和らげ、リラクゼーションへのプロセスを促し、コミュニケーションのよい機会となります。言語的コミュニケーション(傾聴・回想法)の効果も期待されています。
健康生活支援講習支援員養成講習で学ぶ講習の内容 | |
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第1章 | 「高齢者の健康と安全」 |
生活習慣病の予防、生活不活発病の予防、高齢者に起こりやすい事故の予防と手当てなど。 | |
第2章 | 「地域における高齢者支援」 |
支援活動の心がまえ、感染予防、レクレーション、リラクゼーション、車椅子・杖を利用している人への援助など。 | |
第3章 | 「日常生活における介護」 |
自立を目指した介護、車椅子での移動、食事のすすめ方、排泄ケア用品の使い方、ホットタオルによる熱布浴、認知症の理解、在宅での看取りの要件など。 |
「認知症を知り地域をつくる10ヵ年」の構想
認知症を知り地域をつくるキャンペーン
2004年12月に「痴呆」の呼び名が「認知症」に改まり、つづく2005年度が「認知症を知る1年」と位置づけられました。単なる呼称変更にとどまらず、今後多くの人々に認知症が正しく理解され、また認知症の方が安心して暮らせる町がつくられていくよう、その第一歩として、普及啓発のためのキャンペーンが開始されました。
厚生労働省の「認知症を知り 地域をつくる10ヵ年」の構想のもと、認知症の方とそのご家族を地域の中で支える「地域づくり」をめざしています。民間の有識者や団体を中心とした「認知症になっても安心して暮らせる町づくり100人会議」の支援をうけ、平成17年度から全国で展開されています。
みんなで認知症の人とその家族を支え、見守り、ともに生きる地域を築いていく運動を推進しています。
認知症になっても安心して暮らせる町づくり100人会議宣言
- わたしたちは、認知症を自分のこととしてとらえ、学びます。
- わたしたちは、認知症の人の不安や混乱した気持ちを理解するよう努めます。
- わたしたちは、認知症の人が自由に町に出かけられるよう、応援します。
- わたしたちは、認知症の人や家族が笑顔で暮らしていけるよう、いっしょに考えます。
- わたしたちは、市民や企業人としてできることを行い、安心して暮らせる町づくりをめざします。
認知症サポーター100万人キャラバン
私たちデイサービス昭和館のスタッフは、認知症に対して正しく理解し、偏見をもちません。
認知症の人やそのご家族を温かい目で見守ります。
地域でできることを探し、相互扶助・協力・連携のネットワークづくりに寄与します。
デイサービス昭和館のスタッフは大阪市キャラバン・メイトとして登録し、活動に参加しています。
認知症サポーターおよびキャラバン・メイトに関するお問い合わせ
大阪市社会福祉協議会 地域福祉課(大阪市キャラバン・メイト事務局)
電話:06-6765-7273
認知症サポーターの養成と活動の支援
認知症施策推進総合戦略~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~(新オレンジプラン)では、認知症への理解を深めるための普及・啓発を推進しています。
認知症サポーターの養成と活動の支援について、認知症サポーターを量的に養成するだけでなく、活動の任意性を維持しながら、認知症サポーターが様々な場面で活躍してもらうことに重点を置いています。
デイサービス昭和館は、事業所の休業日に施設の一部を提供し、社会貢献の一環として、認知症カフェ(オレンジカフェ昭和館)を開催しています。
オレンジカフェ昭和館では、ボランティア活動としてお手伝いしてくださる方を受け入れしています。
認知症サポーター養成講座を修了して、認知症サポーターとして活躍の場をお探しの方はお気軽にお問い合わせください。